FM NORTH WAVE

株式会社FM NORTH WAVEについて

株式会社FM NORTH WAVE（エフエムノースウェーブ）は、北海道を対象に超短波放送を行う特定地上基幹放送事業者です。愛称は「NORTH WAVE」、コールサインはJOPV-FMとして知られています。この局は、JAPAN FM LEAGUEに加盟しており、そのステーションコンセプトは「One Groove One Nation」として、音楽を通じて人々が一つになることを目指しています。

会社概要

FM NORTH WAVEの本社は、札幌市北区に位置し、東京支社も設けています。札幌市から放送を行うコミュニティFMを含む唯一の民放ラジオ局として、地域に密着した放送を行ってきました。1993年8月1日には本放送が開始され、これにより北海道内でのFM局が増加し、リスナーに魅力的な音楽を届けることを目指しました。

開局当初、地崎工業やセゾングループ、その他のメディア企業の協力を得て設立され、Foxと北海道文化放送との連携を通じて、さまざまなイベントを展開してきました。

歴史

FM NORTH WAVEは、1992年にラジオ予備免許を取得した後、1993年に本放送を始めました。以降の数年間で札幌や道内の主要都市に中継局が整備され、地方コミュニティとの接点を生かした音楽と情報の発信基地として成長しました。しかし、開局初期の多額の初期投資により累積赤字も抱えることとなり、2004年には経営危機に直面しました。この年には、北海道空港グループの「HKIアクシス」にその後売却されました。

その後、2021年には通信販売会社の北の達人コーポレーションが株式を取得し、連結子会社となりましたが、2024年には山地ユナイテッドに譲渡されることが発表されています。

放送内容と特色

FM NORTH WAVEは主に音楽番組に特化しており、選曲は通常1970年代以降の洋楽が中心です。また、地元の若手ミュージシャンの起用や最新の邦楽への配信も行っています。特に、アニソンに焦点を当てた「Anison-R」という番組がJFL系で初めて放送され、その人気を博しています。

リスナーは「SAPPORO GROCALIAN」と名付けられ、都市の音楽シーンの幅広さを反映しています。深夜を含む24時間の放送を行い、特に音楽を大切にした番組編成が支持を受けています。

今後の展望

開局30周年を迎え、FM NORTH WAVEはさらなる音楽の魅力と情報をリスナーに届け続けることを約束しています。ラジオの特性を生かしつつ、新たな取り組みや番組作りに挑戦し、地域に根ざしたサービスの提供を目指しているのです。また、radikoでの全国放送による視聴者の拡大も今後の課題として取り組まれています。

結論

株式会社FM NORTH WAVEは、北海道の文化と音楽をつなげる存在として、地域に愛されるラジオ局であり続けることに努めています。音楽を通じて共感を生み出し、新たなリスナーとの出会いを楽しみにしています。

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